おみやげーと|あげたくなる「お土産、手土産」が見つかる!
スペシャルコラボ 第3弾 高知県梼原町まで『唐がらしあんぱん』を食べに行く

スペシャルコラボ 第3弾 高知県梼原町まで『唐がらしあんぱん』を食べに行く <後編>

前回のあらすじ…

「お土産(モノ)を紹介するだけではなく、行動(コト)も同時に紹介しないと価値のある情報にならない。」とのことから、その<遠さ>まで楽しもうと広島県の尾道からしまなみ海道経由で四国へ上陸。愛媛県から高知県の高地(笑)をめざしひた走る、おじさん2人。ようやく梼原町に到着したのだが…。

前編では、 おみやげーと 始まって以来の珍事、お土産を紹介することなく終了となりましたが、大変お待たせいたしました。今回は、ドーンと『唐がらしあんぱん』を紹介します。それでは後編のスタート!
ん?あれは、なんですかね??
梼原町の中心部につき、突然現れたひときわ大きくモダンな建物。 この建物は『雲の上のホテル 別館 マルシェ・ユスハラ』といって、地域の農産物や加工品、手工芸品が並ぶ『まちの駅 ゆすはら』とホテルが同居した施設なのです。 そこから先もキレイに整った街並みは続きます。
しばらく進むと最初の目的地に到着! どうです、この建物!これ、町役場なんですよ!!すごい!!!
ここで、連絡をいただいた、まち・ひと・しごと創生総合戦略推進室 室長の山本さんとお会いして、お話しをうかがうと『唐がらしあんぱん』を販売しているのは、ここから少し離れた場所とのこと。梼原町は越知面(おちめん)、四万川(しまがわ)、東、西、初瀬、松原の6 地区に大きく分かれていて、今回の目的地は松原地区。町役場から車でだいたい30分くらいの移動距離です。
いよいよ『唐がらしあんぱん』のお店へ
室長の山本さんの運転する車で山道を走ること30分。いやしかし、やっぱり地元の方の運転は安心しますね。私たちが走ってきた道よりさらに過酷な道(いわゆる酷道)なのに、バツグンの安定感でした。 『唐がらしあんぱん』を販売しているのは『あいの里まつばら』さん。農産物直売所やお食事処としてだけではなく、地域の活動拠点としての役割も担うこちらのお店です。
いよいよ待ちに待った今回の主役『唐がらしあんぱん』とご対面できそう!
これが『唐がらしあんぱん』だ!
どーん!これが『唐がらしあんぱん』だ!! この外見からは普通のパンにしか見えないパンこそが、人々の想いが詰まった『唐がらしあんぱん』なんです!!

そんな想いを込めてこのあんぱんをつくられたのがこちらの方々。なかなかカメラに視線をくれない…(笑)

15年前に、ここ松原地区でご主人とパン屋『シェ・ムワ』さんを始められた木下(写真左)さん。『ゆすはら応援隊(地域おこし協力隊)』で松原地区を担当している内城(写真右)さん。
さっそく聞いてみましょう、マル秘話を!

『唐がらしあんぱん』を考えられたのは、木下さんなんですか?
私たちは、もともとここ松原(地区)でパン屋をしていまして、『あいの里まつばら』(以下、『あいの里』)さんができた時に、このお店だけで販売するパンをつくりたいな~と思っていたんです。
『シェ・ムワ』さんは『あいの里』さんのお向いさん。通りを挟んだ目の前ですもんね。
そうなんです。せっかく新しくできたお店なので、何か役に立ちたいという気持ちもありました。
そこで『唐がらしあんぱん』を?
いえいえ(笑)。最初はアユのカタチのパンをつくったりしてました(笑)。
とっても明るくて仲のよい木下さんと内城さん。
魚の鮎ですか?
そうです。『あいの里』の<あい>は鮎のことなんです。この『あいの里』の裏に流れている梼原川は、かつて鮎の名産地だったんです。そこで、鮎のカタチのパンを焼いてみたんですけど、どうもしっくりこなくて(笑)。
なるほど、<あゆ>のことだったんですね!
そうなんです。そうこうしているうちに、内城さんがゆすはら応援隊としてこちらに来られて、一緒に何かつくりたいねって話すようになったんです。
こちらに来た時に、梼原町の四万川地区の商品を使ってコラボ商品をつくっていただけないかとお願いしたんです。そうしたら、木下さんも地域のために何かしたいという想いを持っておられて、意気投合したんです。
内城さんが四万川地区の『超激辛からしみそ』を持って来られて「これで何かできませんか?」って。
なるほど。そこが始まりですね。
唐がらしみそなので、最初はおかず的な発想で惣菜パンを考えていたんですけど、そのうち辛いモノも、ひょっとしたら甘いモノに合うのでは?と発想を変えて、あんぱんに入れてみたんです(笑)。
あとはパンの生地やあんこの種類も変えて、何度も何度もつくっていただいて、地域の方々からのご意見もいただきながら完成しました。
すばらしいですね!見事なコラボ化。さっそくいただいてもいいですか。
ぜひ、どうぞ。
ついに『唐がらしあんぱん』をいただく!
梼原町までの、あの遠い道のりのことを思い出し…。
では、さっそく♪
うん、うん。これは確かにあんぱんだ。
ん!
どうですか?
おいしいです!でも、唐がらしが入ってると思って食べたらそんなに辛くなくて、でもそのうち辛いのが来て…
(そう、超激辛からしみそが入っていると聞くと、恐ろしく辛いパンを想像してしまうが、決してそんなことはない。あんぱんの餡とうまく相まってマイルドなっている。たまに、唐辛子自体だろうか、やや辛めな部分もあるが、その辛さは、某スナック菓子のように「ヒーーーーーッ!」となるほどではなく、次に口に入れるパンでまたマイルドになるといった具合。餡といい具合にコラボできているじゃありませんか。
いいぞ、いいぞ!遠いところまで来た甲斐があったじゃないか!!うまいぞ、唐がらしあんぱん!!!)
ところで…なぜこの地でパン屋さんを?
木下さんは、なぜここでパン屋さんを始められたんですか?お世辞にもお客さまがたくさん来られるようなトコロではないと思うんですけど…。
そうですね(笑)。もともと主人がここ松原の出身で、昔は高知県内の養護学校で生徒さんにパンの作り方を教えていたんです。そのあと養護学校に在籍する、東京の父兄が立ち上げたパンの店の店長を任されることになりました。しばらく東京にいましたが、40歳を目途に独立したいとは思っていました。
東京より、やっぱり松原の方がよかったんですね。
そうですね。結婚してからは夏休みとか毎年松原に帰省していたんですけど、どんどん人が少なくなって廃れていくのが寂しくって、とにかく松原に帰ろうと。
奥さんも松原出身なんですね。
いえ、私は千葉県の柏市です。
そうなんですか!こちらに移住することに不安はなかったんですか?
全然ないです!私の住んでいた柏市は山も川もなくて、こんなキレイな川と壮大な山に囲まれたところに引っ越せて、嬉しかったです。この松原の自然が大好きなんです。
そして、こちらでパン屋さんを。
地に根づくお店にするには、やっぱりパン屋さんだ!と。お店を建てている時から、地元のみなさんが物珍しそうに「ここで何するんだろう?」とか「何でここでパン屋さんを?」とか言われました(笑)。
わかる気がします(笑)。
でも、大丈夫!という自信があったんです。主人のパンも「食べてもらえば絶対わかる!」と。「場所もここ!」っていう直感でしたし。みなさん心配されていましたが、もともと私が能天気なところもあって…大丈夫!って(笑)。
実際は大丈夫でしたか?
最初は興味本位で来ていただけるんですよね。でも半年くらいで人も減ってきて…。そこからどうしていこうかいろいろ考えたんです。お店づくりやどうしたら興味を持ってもらえるのか、趣向を変えたりして。そうしたら一度買いに来られた方が別の方を連れて来てくださるようになって。人が人を呼んで連れて来てくれるんです。
すばらしいですね!!
梼原町の主要なトコロから車で30分以上もかかる場所に、パンを買うためだけに来ていただいているので、来られた方に損をさせないようにするにはどうやって<おもてなし>するのがいいのか、自分の味わったいい経験をアレンジして、自分の店にあてはめて考えたりしています。
木下さん、さらっと話されてますが、それってすごいことですよ…(驚)。
雪が好きで『ゆすはら応援隊』に?
内城さんはなぜ『ゆすはら応援隊(地域おこし協力隊)』に応募したんですか?
私は大阪出身で、たまたま出かけたショッピングモールで<梼原町で暮らしませんか?>というイベントをやっていたんです。そこでお話しした梼原町の方々がとても温かくて、一度、梼原に行ってみたいと思ったのがきっかけです。実際に梼原に行ってみたら川や町並みの美しさにも惹かれ、すっかり梼原の虜になってしまったんです。
いい出会いでしたね。
あと、梼原町は雪が降るので。雪が降るトコロに住みたかったんです。
雪?ですか??
はい!
実際に『ゆすはら応援隊』はどういった活動をされているんですか?
2015年10月に応援隊に入って、翌年の4月から松原地区の担当になりました。松原担当は1人なんですが、地域活性化のために特産品の開発などをしています。
応援隊は任期があると思うんですが、その後は大阪に戻られるんですか?
梼原町に定住したいと思っています。
おお!そうなんですか!
住んでみてあらためて分かったんですが、自然が豊かで、温かい方々がいて、本当にすばらしいところなのでずっと住んでいたいです。あと、雪が降りますし。
雪…ですか…

八百とどろを見降ろしながらパンをいただく
八百とどろと言われる梼原川は鮎の名産地だったらしい。そんな川を眺めながら本日2つ目の『唐がらしあんぱん』をいただく。 こんなステキなところなら、確かに私も住んでみたい…。 と言いながらも、本気食いのつのっち。
外に出ると<地獄表>発見!
せっかくなので、『シェ・ムワ』さんにもお邪魔しようと外に出ると、おお!<地獄表>を発見!
※<地獄表>とは、あまりにも本数の少ない時刻表のことをみうらじゅんさんがこう呼んでいる。 7時と14時に1本ずつ。乗り遅れたら大変だ(汗)!
松原の憩いの場所 『シェ・ムワ』さんの特等席
『シェ・ムワ』さんは『あいの里まつばら』さんと道を挟んで向かいにあるお店。徒歩およそ20秒の距離。 手書きのウェルカムボードに<愛>を感じます。
つのっちが邪魔で、ボードがよく見えないよ! どうしても入ってくるつのっち(笑)。
お店の中には、のんびりくつろげそうな喫茶席も。 こちらが大人気の<窓際席>。『シェ・ムワ』さんのファンのお客さまは、みなさんこの席に座りたいので、ゆずり合って使われているそうです。木下さんの優しさあふれる対応がお客さまにも通じているんですね。 そして、ようやくいただけた木下さんと内城さんのカメラ目線(笑)。ステキな笑顔です。
ところで、いま何時ですかね?
『シェ・ムワ』さんでもかなりたくさんお話ししてしまい、すっかり日が暮れ始めたことに気がつく、おじさん2人。
ところで、いま何時ですかね?
夜だな。間違いなく。
(しまった!今までヒゲメガネがまったく登場していない!!)

実は後編ですっかり登場しなかったヒゲメガネと編集長 つのっちは、この日中に東京へ戻るはずだったんです(今初めて、ヒゲメガネの存在を知った方は、前編をぜひお読みください)。
もちろんこの日に、東京に帰ることはできませんでした。きっと居心地が良すぎて、時間を忘れたふりをしたんだと思います。つのっち上司にはバレてましたけど(笑)。

さて、今回の おみやげーと は、ヒゲメガネの 無謀 ステキな提案で、高知県の梼原町まで行ってきました。新しくつくった特産品の『唐がらしあんぱん』を食べるためだけに行くにはあまりにも<遠い町>。でも、そうまでして行ったからこそ味わえる体験は、他のいかなるものにも変えられない価値があります。尾道、そして、梼原町ではたくさんの素敵な方々とお会いすることができました。これも行かなければできない<コト>。

「パンを食べるためだけに高知まで行くなんて」と思われる方もいるかもしれません。でも、ヒゲメガネが言ったことは本当でした。今ではつのっちも「何がなんでもまた梼原町に行くんだ!もちろん尾道にも!!」と強く想っています。 そう、<コト>を起こしたことですっかりこれらの町の虜になってしまったのです。

木下さん!内城さん!また、特産品つくってください!!またお邪魔させてください!!!

I’ll be back!!
『唐がらしあんぱん』の情報
  • 商品名 :唐がらしあんぱん
  • 価格  :200円(税込)
  • 消費期限:4日
  • こちらが、唐がらしあんぱんの断面図説明。 書いたのはもちろん木下さん!

    あっ!大切なことを忘れてました!!

    1日6個の限定販売ですので売り切れの場合もありそうですが、「せっかく来ていただいたのに売り切れていたら申し訳ないので、事前のご予約も承ります。」とのことです。はずしたくない方はぜひご予約を!
    また、販売は『あいの里まつばら』さんのみです。『シェ・ムワ』さ んでは販売されていません。

  • 商品名 :超激辛からしみそ
  • 価格  :300円(税込)
  • 消費期限:4ヶ月程度
  • 今回のコラボ商品の<辛さの素>となった『超激辛 からしみそ』。もちろんこちらも『あいの里まつばら』さんで販売しています。

    これは本気で辛いです!

    行かないと食べられませんよぉ~♪

  • あいの里まつばら(定休日:毎週木曜日)
  • シェ・ムワ(定休日:毎週月曜日、毎月最終日曜日)
  • マルシェ・ユスハラ